震災が問うた、
「本当にやるべきこと」
大阪芸術大学に在学していた1995年、阪神淡路大震災を経験しました。家業が倒産し、学費も払えなくなって、進路を根本から変えざるを得なかった。
もともとバンドをやったり小説を書いたり、夢みがちな大学生だったんですが(笑)、震災で「自分が本当にやるべきこと」に向き合わされた。19歳から20代前半、神戸に住む僕らは生きているだけで幸運だった。この震災で亡くなった友人やご近所さんの分まで、生ききることが使命だと思いました。
高校からの友人・久保井と一緒に、被災した高齢者を支援するNPO「神戸いきいきクラブ」を立ち上げたのがキャリアの出発点です。私の感覚的な思いを、社会福祉士を目指して勉強していた久保井が実務でかたちにしてくれた。このNPOが現在の半日型デイサービス「すたいる六甲」の前身になっています。
その後、様々なアルバイトや出版社の営業を経て、人材サービスの世界で販売の現場に人生を賭けている人たちの存在に気づきました。そして2009年、久保井とともにスタイルエージェントを立ち上げた。原点は、ずっと同じです。